電波障害
ドローン(マルチコプタ)の操縦には2.4GHz帯が使用されている。2.4GHz帯は産業、科学、医療分野など帯域としても広く使用されており、この周波数帯は無線LAN等の各種無線インターネットにも使用されている。身近なものではBluetooth、Wi-Fi、コードレス電話、電子レンジに使用されており相互に電波干渉を受けることがある。ドローンの操縦においてはノーコンになり、墜落事故につながることがある。混信による誤作動を防ぐには、飛行前に測定器(アナライザー)などで電波の状態をあらかじめ確認することが望ましい。なおFPVゴーグルなどの映像伝送では遅延の少ない5GHz帯を使用するが、アマチュア無線技士免許4級以上や陸上特殊無線技士3級以上(業務用)の資格と総務省への開局申請手続きが必要となる。