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希釈倍率

農薬を使用する際、水に溶かす倍率のこと。濃度が濃ければ良く効くと思われがちであるが、定められた希釈倍率で使用する方が最も効果が高い。残留農薬、作物への薬害を出さないためにも希釈倍率を守ることが重要とされる。散布量(l)÷倍率✕1000=必要量(ml)。1000倍に希釈した液を500l散布したい場合は薬剤を500mlを溶かす。ドローンなどでの航空防除の場合は、空中散布用として定められた農薬を高濃度使用する。一般に8倍希釈など。つまり薬剤1に対して7lの水で希釈する。例えばAC101でのカメムシ防除では1反あたり0.8lの散布で、1フライト4lの搭載で5反の散布ができる(最大8l搭載できるので10反=1町歩まで可能)。ただし重量(ペイロード)が大きくなるほどバッテリーの消費が早く飛行時間に影響するため、連続した散布の場合はバッテリーを交換するタイミングに合わせた搭載が効率的である。AC101では1バッテリーで最大2町歩5反(2.5ha)の散布が可能だが、連続運用では充電ローテーションを考慮して1フライト5反を目安に4l搭載で行うことが多い。